石巻かほく3月23日号に紹介されました

被災者の生の声つづる
「3.11慟哭の記録」出版 東北学院大・金菱准教授まとめる

本をカラー写真で紹介、
石巻地方 15人が体験証言」として石巻津波の記録に踏み込んだ
すばらしい記事になっています。ありがとうございました。
以下に一部をご紹介します。

「大勢の児童・教員が犠牲になった大川小で愛娘を失った母親、
伝統の法印神楽を守る男性、廃業せざるを得なくなった水産会社社長などが
悲痛な体験を記した。
アルバイト先のスーパーで被災した専門学校生は、祖父母に無事を伝えようとして
玄関前の泥に木ぎれで「(自分は)無実です」と書いてしまう。過ちに気付かないほど
緊迫していた様子がうかがえる。
 金菱准教授は石巻地方の風土に詳しく、北海道大学と合同調査した「北上川河口地域の人と暮らし—宮城県石巻市北上町に生きる」(2007年発刊)にも携わった。「映像や報道だけでは分からない被災者の目線や心象を記録できた。資料の寄せ集めでなく、学術的な災害エスノグラフィー(民族誌)と位置づけている」と記す」
石巻かほく 2012年3月23日)