3.11慟哭の記録 がテレビドキュメンタリーに!

3.11慟哭の記録を取材したテレビドキュメンタリーが放映されます

フジテレビ 報道特別番組
0311知られざる心の闘い
首都圏 3月9日 13:30〜15:30
仙台、そのほか 17日、24日深夜 放送予定

愛する我が子を津波で亡くした方々が3.11慟哭の記録に「つらい体験を書いてよかった」と振り返り、あらたに、父の遺体との対面を気力を振り絞って書き上げた若い女性の心の苦闘に迫ります。
いまだ復興のかなわない閖上で心を病んだ被災者と彼らを支援する心療内科医との懸命な治療の日々、岩手県大槌の幼稚園で、津波で心に傷を受けた子どもたちが絵を描きながら癒されていくプロセスがていねいに描かれています。

見逃してしまった方々はぜひフジテレビに再放送リクエストを!

3.11慟哭の記録 出版梓会新聞社学芸文化賞受賞!

3.11慟哭の記録 が第九回出版梓会新聞社学芸文化賞を受賞しました!

選評のことば(東京新聞文化部長 加古陽治氏)
2011年3月に東日本を襲った大震災と津波、そして原発事故は、・・さまざまな形で記録され、歴史となった。活字や映像、電子媒体に残された3・11の記録はおびたただしい数に上る。だがどんなに網の目を小さくしても、漏れてしまいがちな情報がある。美談の陰で起きていた犯罪とか、被災者の何気ない仕草とか、遺体に触れたときの感触といったものだ。新曜社が出版した「3.11慟哭の記録」はそんな網からこぼれがちな情報に満ちている。
包み隠さず体験を語る被災者たちのモノローグは、公式な記録や報道の陰に隠れがちな「3.11の襞の奥」まで伝える良質のドキュメンタリーだ。小さな活字で541ページ。ひとりひとりの言葉の力で描く、長大な「震災
エスノグラフィ」は、3.11関連の膨大な数の出版物の中でも傑出しており、受賞が決まった。

震災から1年半の反響

3.11慟哭の記録 震災から1年半の反響 人類史の記録 第一級の資料と絶賛!

土地の記憶・人の記憶:大震災から1年半
共同通信配信・京都新聞8月24日ほか 多数地方紙に掲載)

560ページに詰め込まれた50万字に及ぶ言葉。「3.11慟哭の記録」は東日本大震災を記録する数多くの書籍の中でも他と一線を画す。・・津波で亡くした27歳の息子のことをつづった東北学院大学職員も『この本は息子への弔い。一生、何かあるたびに読み返すと思う』と執筆の意味をかみしめる。未曾有の災害をどう記録し、後世に伝えていくか。被災地での試みは始まったばかり・・一人として同じではない被災者たちの等身大の言葉は「人類史の記録」として大きな意味をもつのだから。

アエラムック 東北学院大学
復興につながる一歩だと信じて
朝日新聞出版、2012年7月、角田奈穂子氏)

2011年3月11日午後2字46分。この瞬間から人々は何を見、感じ、行動したのか。「震災後に生きる人々の声を拾い上げるのが、課せられた責務に感じたんです。・・今回の震災を大局的に把握できる記録を作るためには、被災地全体を網羅しなければダメだと考えました」(編者談)「3.11慟哭の記録」が第一級の資料なのは、人々の物語が手記になっている点だ。「個人の奥深くに潜んだ感情や体験を表現してもらうには、やはり自分で書いてもらうのがいいのです」

朝日新聞宮城版8月16日朝刊に注目!「握った祖母の手、津波で離れた 被災者71人の手記に反響」

朝日新聞宮城版8月16日朝刊社会面
「握った祖母の手、津波で離れた 被災者71人の手記に反響」掲載!

宮城県内の朝日新聞(紙版)でお読みになれます。
津波で祖母を亡くした東北学院大生へのインタビュー。

祖母と仙台でショッピングを楽しみ、七ヶ浜の自宅へ帰ってきたときに地震
急いで高台へのぼったが一瞬のうちに津波に呑み込まれ、祖母と手が離れた。
祖母を、そして助けを求めていた人達を救えなかった自責の念、悲しみ。
半年後、流された自宅から遠く離れた所で祖母に買ってもらったプレゼントの品々が見つかったーー。

『3.11慟哭の記録』に一部始終を克明に書き記し、被災地を回って記録を集める活動に飛び込んだ。
震災に立ち向かい懸命に生きる女子学生のストーリー。

6月26日首都圏、中京圏の夕刊に掲載されましたが、東北では初めて!ご購読を!
ネット版は以下にあります
http://digital.asahi.com/articles/TKY201206260555.html?ref=comkiji_txt_end

平野復興大臣とBSフジLIVEプライムニュースで対談しました!

BSフジLIVEプライムニュース7月17日夜20時〜22時(生放送)に編者・金菱准教授出演
平野復興大臣、ゲストの岡本行夫氏とともに復興の現状と展望を語る

内容を以下にご紹介します。

震災から1年4ヵ月…被災地復興の展望を平野復興相に問う
ゲスト   平野 達男氏(復興相)
     岡本 行夫氏(東北漁業再開支援基金・希望の烽火代表理事
     金菱  清氏(東北学院大学准教授)
司会   反町 理氏(フジテレビ政治部編集委員兼解説委員) 八木亜希子キャスター
解説委員 若松 誠氏(フジテレビ解説委員長)

ハイライトムービーは以下でごらんいただけます。
(後編6分40秒などに発言有り、7月27日まで掲載)
http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/index.html

「被災者71人慟哭の手記」朝日新聞夕刊にインタビュー記事!

朝日新聞6月26日夕刊にカラー写真入りでインタビュー記事が大きく掲載されました!

その一部をご紹介します。

「握った祖母の手 津波で離れた」仙台の学生らが制作 
東日本大震災津波に遭い、ともに逃げようと握った祖母の手を離してしまった。
宮城県の大学生は祖母を救えなかった自分を責めながら、あの日のことを
「一緒にいた最後の思い出だから」と文章につづった。こうした被災者たちの手記を集めた本が反響を呼んでいる。
・・・「思い出すのはつらいことだけど、犠牲者が生きた証しを残し、また大地震が起きた時に一人でも多く助かるように記録を残したい」「生きながらえた者は、震災と向き合っていかなければ」月命日には必ず、自らの手記を読み返す。