震災から1年半の反響

3.11慟哭の記録 震災から1年半の反響 人類史の記録 第一級の資料と絶賛!

土地の記憶・人の記憶:大震災から1年半
共同通信配信・京都新聞8月24日ほか 多数地方紙に掲載)

560ページに詰め込まれた50万字に及ぶ言葉。「3.11慟哭の記録」は東日本大震災を記録する数多くの書籍の中でも他と一線を画す。・・津波で亡くした27歳の息子のことをつづった東北学院大学職員も『この本は息子への弔い。一生、何かあるたびに読み返すと思う』と執筆の意味をかみしめる。未曾有の災害をどう記録し、後世に伝えていくか。被災地での試みは始まったばかり・・一人として同じではない被災者たちの等身大の言葉は「人類史の記録」として大きな意味をもつのだから。

アエラムック 東北学院大学
復興につながる一歩だと信じて
朝日新聞出版、2012年7月、角田奈穂子氏)

2011年3月11日午後2字46分。この瞬間から人々は何を見、感じ、行動したのか。「震災後に生きる人々の声を拾い上げるのが、課せられた責務に感じたんです。・・今回の震災を大局的に把握できる記録を作るためには、被災地全体を網羅しなければダメだと考えました」(編者談)「3.11慟哭の記録」が第一級の資料なのは、人々の物語が手記になっている点だ。「個人の奥深くに潜んだ感情や体験を表現してもらうには、やはり自分で書いてもらうのがいいのです」