新潟日報に書評が載りました!

大震災から1年たちました3月11日、新潟日報文化面に書評が載りました。
短評ですが、しっかりご紹介下さいました。ありがとうございます。
一部ご紹介いたします。

3・11慟哭(どうこく)の記録 金菱清 編
死者・行方不明者が1万9千人を超えた東日本大震災から1年。激震、巨大津波、そして東京電力福島第一原発事故からの日々をどう生き抜いてきたのかを被災した71人が自らつづった記録集。(途中略)
漁業者、学生、消防団員、原発関係者、さまざまな立場の被災者一人一人が実体験を濃密に、生々しく記述することで、ミクロな視点から被害の実態や多様性を浮び上がらせることを狙いとした。
本県では、約7千人の被災者が現在も避難生活を続ける。本書では被災者が混乱の中、ふるさとを離れ、新潟へ至るまでの経緯、中越地震中越沖地震を経験した本県の災害対応についても記されている。
近い将来に首都圏や東海地方などでも巨大地震が起こり得る可能性が言われるが、発生時に、いかに対処し、どのような支援をすべきなのか、一編一編がその在り方を問い掛けている。(新曜社・2940円)